【英語学習法】『不思議の国のアリス』で学ぶ中学英文法②

洋書

中学英文法はもうマスターしたという人は、少しずつ英文を読んでみたいと思っているのではないでしょうか?

いきなり難しいものを一冊読破するというのはかなりの難題なので、ここでは英語を母国語とする子供向けに書かれた児童作品の一つである『不思議の国のアリス』をテキストとして、中学校英文法を復習したいと思います。

もし、まだこのブログの「中学校英文法」を読んでいない方は、そちらを読んでみると、これから先の解説がよくわかると思います。

『不思議の国のアリス』のあらすじ

ある日のこと、少女アリスはお姉さんと一緒に、川辺で本を読んでいました。しかし、お姉さんの読んでいる本は挿絵のない難しそうな本であったため、アリスは退屈してしまいます。天気もよく、眠くなりかけていたアリスでしたが、突然視界の端に白ウサギが駆けていくのを見ます。好奇心に駆られたアリスは白ウサギを追いかけて穴の中を真っ逆さまに落ちていきます。たどり着いた場所は、なんとも奇妙な不思議の国で、アリスはなんとか地上に戻ろうとしますが…。

この作品はディズニーによって、アニメーション映画にも翻案されているので、そちらを観て内容を知っているという人もいるでしょう。

また、小さい頃に絵本で読んだという人も多いと思います。

しかし、原文を読んでみると、簡単な英語で書かれてはいるのですが、大人が読んでもくすりと笑うことができたり、また考えさせられるような箇所も数多く存在していることに気付かされます。

つまり、この作品は、子供だけでなく、英語を学ぼうとする大人にとっても格好のテキストになっていると言えるのです。

作者のルイス・キャロルは数学の先生で、知人の娘であったアリス・リデルという少女のために、この作品を生み出したと言われています。

数学者らしく、なかなかひねりのきいた場面が多いですね。

それでは実際に、中学校英文法をおさらいする形で、少し洋書に触れてみましょう。

(1) 自己紹介

ここでは、自分について何かを述べる表現を学びます。“I”を中心とした英語の使い方を覚えましょう。

I am Ken. 「ケンです」
『不思議の国のアリス』Alice in Wonderland(以下A) “My name isAlice.”「わたしはアリスです」
②I play [do not / don’t] soccer.「サッカーをします[しません]」(A) “Oh, I beg your pardon!”「あら、ごめんなさい!」*beg「(許しなどを)請う」pardon「容赦」
Are you Ken? / Yes, I am. [No, I’m not.]「あなたはケン?」「そうです[いいえ、違います」
(A) “Are youare you fond—of—of dogs?”「あなたは、その、犬はお好きかしら?」*be fond of「~が好きである」
Do you play soccer? / Yes, I do. [No, I do not / don’t]「サッカーってする?」「するよ[しないよ]」
(A) “O Mouse, do you know the way out of this pool?”「ネズミさん、この池から出る方法を知ってる?」*O「ああ、まあ」(呼びかけの際に使われる)way「方法」(道という意味もある)

例文①では、自己紹介の基本的な方法を学びます。自己紹介をする際は、“I am [I’m] 名前.” でも構いませんし、『不思議の国のアリス』に出て来るように、“My name is 名前.” でも構いません。ここでbe動詞は数学でいうところの等号(=)の役割を果たしています。I =Ken, My name = Alice。ちなみに、(A)はハートの女王に対してアリスが自己紹介をしているところです。ひと昔前には、「My name is ~.なんて英語はもう古い!」なんて言っている人もいましたが、海外で生活していれば、今なおよく耳にする表現だと思います。

例文②では、一般的な動作を表す動詞(「する」「行く」「来る」など)を用いた文になっています。英語の基本的な語順は<主語(「~が/は」に当たるもの)+動詞>の順番になります。

(A)は、アリスがフランス語でネズミに「わたしのネコはどこ?」と言ったところ、ネズミがぶるぶると震えたという場面です。そこでアリスが「ごめんなさい!」と謝っているのです。“I beg your pardon.”は「ごめんなさい」という定型句です。今の中学校の教科書では、先生が言ったことに対して“Pardon?”「なんて言いましたか?」と聞き直すように指示が書いてあったりします。

例文③は、be動詞を用いた疑問文です。倒置をして、be動詞+主語>の順序になります。

(A)は、アリスがネズミに対して、犬を好きかどうかをおそるおそる尋ねるセリフです。こんなことをネズミに聞くべきではないですよね(笑)

例文④は、一般的な動詞(ここではplay「~する」)を用いた場合の疑問文です。「あなた」に聞くときには、<Do you+一般動詞>になります。(A)はアリスがネズミに脱出方法を聞く場面です。

(A)はアリスがネズミに脱出方法を尋ねる場面です。二人(?)のやりとりには思わずクスッとさせられてしまいますので、原文でもぜひご覧ください。

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