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【英語学習法】英文法(高校生編初級~中級⑤)助動詞

今回は助動詞を習います。

nirasaki
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助動詞とは、「動詞の働きを助ける」という意味です。中学生の段階ではcanやwillを習いましたね。

高校レベルでは、いままでに習った助動詞でも、新たな使い方が出てきます。

今までに習った使い方を復習しながら、新しい用法を身に付けましょう。

POINT!
POINT!

助動詞はのちほど習う、完了形と合わせて使われたりもしますので、用法には要注意です!

それでは早速例文を見ていきましょう。

今回は15個あります。

(2) 助動詞

①It will rain.「雨が降るだろう」
②I won’t play soccer.「僕はサッカーをしない」
③I can play soccer.「僕はサッカーができる」
④She can’t be Hanako.「彼女がハナコのはずはない」
May I have your passport, please?「パスポートをよろしいですか?」
⑥He may know it.「彼はそのことを知っているかもしれない」
⑦We must play soccer.「僕たちはサッカーをしなければならない」
⑧She must be Hanako.「彼女はハナコにちがいない」

まず例文①ですが、このwillの使い方は中学生の段階で習ったものなので大丈夫でしょう。高校レベルでは、この用法を「単純未来」と呼びます。

例文②willの使い方ですが、I「僕」の意思を表していますから、「意思未来」と呼ばれるものです。例文のとおり否定形で使われれば、「~しない」という意味になります。

例文③も中学で学習したcanの使い方で「~できる」というものでしたね。

例文④canは、「~のはずである」という「推量」の使い方です。この文ではcan’tと否定形になっていますから、「~のはずがない」という意味で使われています。

例文⑤mayも以前に学習したものです。「~してもよい」という「許可」を表すmayです。

例文⑥は、「~かもしれない」という「推量」を表すmayの使い方です。

nirasaki
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ちなみに、mayの過去形はmightです。mightを使うと、mayよりも可能性が低いことを意味するようになります。

例文⑦も以前学習した「~しなければならない」という「義務」を表すmustです。

例文⑧のmustは、「~にちがいない」という「推量」を表しています。

POINT!
POINT!

mustは過去形に活用することができませんので(もともと過去形だったものが現在使われています)、「~しなければならなかった」と過去の意味を表したいときはhave toを活用し、had toを使うようにしてください。

Shall we play soccer?「サッカーをしましょうよ」
⑩He should [ought to] play soccer.「彼はサッカーをしなければならない」
⑪Playing soccer should be nice.「サッカーをするのは楽しいでしょうね」
⑫He needs to play soccer.「彼はサッカーをする必要がある」
⑬I used to [would] play soccer.「以前はよくサッカーをしたものだ」
⑭You had better [not] call him.「彼に電話しなさい[てはならない]」
Dare you say no?「ノーだと言う勇気があるか?」

例文⑨shall「~だろう」という意味ですが、一般的にはShall I~?「~しましょうか」もしくはShall we~?「~しましょう」としてよく使われます。

Shall we~?はLet’s~.の言い換えに当たるものですから、「(一緒に)~しましょう」というニュアンスがあります。

例文⑩に出てくるshould「~すべきだ」は、shallの過去形ですが、意味が大きくことなりますので、注意が必要です。

shouldはought to「~すべきだ」と基本的に言い換えができるので、ペアで覚えてしまいましょう。

Check!
Check!

「~すべきだ」というと、よくmustshould, ought toが使われますが、mustは話し手の強い意志と自信が感じられますが、shouldought toは、あまり自信がないというニュアンスがあります。特にshouldは丁寧な言い方をする際に好んで使わる助動詞です(cf. 『オックスフォード実例現代英語用法辞典』815)。

例文⑪shouldの用法ですが、この場合は「~のはずだ」という「推量」です。

shouldの推量は、論理的だしそうなるのも当然だという意味合いがあります。

例文⑫need to「~する必要がある」という意味です。

nirasaki
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否定形はneed not [needn’t]になるので注意です。

例文⑬used to [would]「よく~したものだ」という過去の習慣などを表す表現です。

wouldはもともとwillの過去形ですが、このように「~したものだ」という意味もあります。

POINT
POINT

used toは過去の定期的な習慣、wouldは不定期なもののときによく使われます!

例文⑭had betterは「~しなさい」という意味です。この表現には「~したほうがいい」という意味もありますが、ポイントはhad betterで一つの助動詞の役割を果たしているという点です。後ろに来る動詞は必ず原形になります。

否定形はhad better notとnotの来る位置が特殊ですので、注意してください。

nirasaki
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had betterは上からものを言っている響きがありますので、職場での上司などには使ってはなりませんね。

例文⑮dare「あえて~する、~する勇気がある」という意味の助動詞です。

会話ではよく”How dare you say such a thing?”「よくもまぁそんなことが言えるもんだ」という表現が使われます。