英語学習の本格的なスタートは中学校で
始まります
まずはこの基礎的な段階での英語を
しっかりと押さえましょう
英語の表現はそれこそ無限に存在しますが
文法事項は有限です
基礎ができるようになればどんな英語も
理解できますし、自分の言いたいことも
言えるようになります
今回は中学校英文法の基礎から見ていきましょう!
中学校一年生では何を勉強するの?
中学校一年生で学ぶ文法は以下のとおりです。
- 1. 自己紹介
- 2. 他己紹介
- 3.疑問詞を使った疑問文
- 4. 現在進行形
- 5. 命令文
- 6.助動詞can
- 7. 過去形
さて、中学一年生の英語教科書はたいてい
自己紹介から始まりますがそれはなぜでしょうか?
どのような言語であっても、言葉を使うということが、自分を中心にした世界の中で展開されるからです。
もっと具体的に言うなら、「覚えるにせよ使うにせよ、動詞の活用も少ないし、一番簡単だからでしょ」というのがその理由ですね。
といっても、私の手元にある一年生向けの教科書は、150ページ強あります(!)。
さすがに最初からこれを全部覚えるというのはなかなか至難の業ですから、本当に重要なところだけを抽出したいと思います。
あらゆる無駄を削り、極力同じ単語を繰り返して使います。
ですから発展性はないかもしれませんが、語彙は別の形で(のちほど紹介する多読を通じて)習得する予定です。
一年生で習う内容は以下の通りです。
とりあえず、これらを省エネで覚えましょう。
例文数は30に限定しました。
これだけ覚えれば中学一年生のレベルは大丈夫だということです!
とりあえず今回は、1. 自己紹介と2. 他己紹介の2つです。
(1) 自己紹介
①I am [I’m] Kenta. Call me Ken.「ケンタです。ケンって呼んでください」 ②I play soccer.「サッカーをします」 ③Are you Ken? / Yes, I am. [No, I’m not.]「あなたはケン?」「そうです[いいえ、違います] 」 ④Do you play soccer? / Yes, I do. [No, I do not / don’t]「サッカーってする?」「するよ[しないよ]」 |
“I”を中心とした英語の使い方を覚えましょう。現在形の基本的な使い方のみを紹介しています。
*英語は文脈によって丁寧語のような「です・ます」調のニュアンスになったり、いわゆる「タメ口」のように理解されたりします。ここでは今後のことを考え、両方で和訳を作ることにしました。
*[]は言い換えの表現です。
He’sのような短縮形が好んで使われるのは、会話の中でです。その方が、聞いている相手に伝えたいことをすぐに伝えられますからね。書き言葉の場合は、極力使わないようにしましょう。
(2) 他己紹介
①He is Ken. He’s from Japan.「彼はケンです。日本の出身です」 ②He plays [does not /doesn’t play] soccer.「彼はサッカーをします[しません]」 ③Does he play soccer? / Yes, he does. [No, he doesn’t.]「彼ってサッカーする?」「するよ[しないよ]」 ④This is a pen. That is a desk.「これはペンで、あれは机だ」 ⑤Is this [that] a pen? / Yes, it is. [No, it isn’t.]「これ[あれ]ってペン?」「うん、そうだよ[ううん、違うよ]」 |
自己紹介の次は、他己紹介です。他の人のことを説明したり、描写したりできますか?客観的な距離から、人や物事について語れるようにしましょう。
私が学生の頃から、「“This is a pen.”のような文は、実際には一度も使うことのないような不自然な英語だ」と言う人が多くいました。
しかし、先日『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』(Percy Jackson & the Olympians, 2010)という映画を観ていたとき、ピンチに陥った主人公が、知り合いからお助けアイテムとしてペンを受け取り、“This is a pen . . . This is a pen!”「だってこれはペンじゃないか!」と皮肉を込めて叫ぶ場面がありました。
もちろん、中学校の教科書の中での意味合いとは大きく異なりますが、この例文もあながち無駄じゃないな、と思ったのであえて載せておきました。
練習問題
それでは今回習った自己・他己紹介の例文の復習をしてみましょう。
次の日本語に合うように英文を書いてください。
<自己紹介>
Q. ①「ケンタです。ケンって呼んでください」
Q. ②「サッカーをします」
Q. ③「あなたはケン?」「そうです[いいえ、違います]」
Q. ④「サッカーってする?」「するよ[しないよ]」
<他己紹介>
Q. ①「彼はケンです。日本の出身です」
Q. ②「彼はサッカーをします[しません]」
Q. ③「彼ってサッカーする?」「するよ[しないよ]」
Q. ④「これはペンで、あれは机だ」
Q. ⑤「これ[あれ]ってペン?」「うん、そうだよ[ううん、違うよ]」
ぜひノートなどに答えを書き、答え合わせをしてみてください。
答えはブログの中に出てきた例文ですから、そちらで確認してください。
さて、難問正解できたでしょうか?
内容に関して質問がある場合は、問い合わせページからメッセージを送ってください。
(To be continued . . . )