これまでにお話したように、TOEICの
リスニングパートは出題のパターンが
大体決まっています。
今回はそれに少し肉付けをする形で、
パターン毎にしっかりと対応できるように
Part 1 と Part 2 でよく使われる語句を
ご紹介したいと思います。
まだまだパターンを理解しているだけでは
不安な部分も正直あるかと思います。
そこで今回ご紹介する語句を頭に入れておけば
余裕を持って、かつ自信を持ってリスニング問題に
取り組むことができるようになると思います。
試験会場では様々なプレッシャーやストレスに
さらされますからね。
緊張状態にあっても自分を支えてくれるものが
一つでも多くあったほうがいいと思います。
それでは代表的な語句を見ていきましょう!
Part 1 リスニング問題頻出動詞
まずおさらいしておくと、Part 1のパターンは
1. 人 2. 物 3. 風景
の3つでした。
今日はその中で1. 人 のパターンに注目してみましょう。
人が写真に写っていた時に注目すべきポイントは
- 何をしているか(動作)
- 何を持っているか(持ち物)
- 動詞が使われる形は現在進行形
のこれまた3つでした。
次のものがよく使われる動詞です。
- crossing 〜を横断している
- holding 〜を持っている
- looking at 〜を見ている
- pointing at 〜を指差している
- wearing 〜を身につけている
まず人が道路にいる時にはcrossing、
何かを持っているとholding、
何かを見ていればlooking atやpointing at、
マフラーやスカーフを身に付けていればwearing
が好んで使われます。
典型的な表現として以下のものがあります。
- crossing a road 道路を横切っている
- holding a book 手に本を持っている
- looking at a notebook ノートを見ている
- using a computer PCを使っている
- waiting in line 並んで待っている
個人的には本当にこれらがよく出る!
という感じです。
人が道路上にいたらcrossing a roadと予測しておけば
問題ないでしょう。
holdingのあとに来るのは、上にあげたa bookや
a glass「グラス」、silverware 銀食器が多いですね。
looking at もPCやtablet「タブレット」などがよく
このあとに来ます。
まず代表的な動詞を頭に入れ、次にセンテンスに
近い形で頭の片隅に入れておくといいでしょう。
Part 2 同音、類音、派生語
Part 2ももう一度復習しておきましょう。
Part 2 のパターンは以下の5つでした。
- Wh- / How 疑問文
- Yes / No 疑問文
- 選択疑問文
- 付加疑問文
- 平叙文
パターンはわかってるんだけど、まだ
間違えてしまう!という人は、もしかしたら
単語に惑わされている可能性があります。
Part 2 でパターンと同様に注意してほしいのが
質問文で使われた単語の同音、類似音、派生語です。
こういったものが選択肢でも出てきた場合は
間違いの可能性大!です。
具体的にいくつか見ておきましょう。
- coffee コーヒー/copy コピー
- fare 運賃/fair 公平な
- roll 転がる、回転/role 役割
- write 書く/right 右
- road 道/rode 乗った
- inform 知らせる/information 情報
- enter 入る/entrance 入口
たとえばcoffeeとcopyはfとpの子音の違い、
fareとfairは同音ですが、意味がまったく異なります。
また日本人が不得意とするrとlの発音が使われている
rollとroleに引っかかる受験生も多いので本当に要注意!
informは動詞ですが、その派生語であるinformation(名詞)
が出てきたりします。
その場合は高確率で間違いなので、選ばないようにしましょう。
さいごに
ということで、パターンが習得できたら
つぎにそれぞれのパートでよく使われる
語句を覚えておくことが重要になります。
最初は難しいように感じても、繰り返し
聞いているうちに音をそれぞれ子音レベルと
フレーズのかたまりで聞き分けることが
できるようになると思います。
また別の機会に音の聞き分けなどについては
お話ししたいと思います!